どこから来たのか、家族はいるのか、など、彼女のことは実は僕は何も知らなかった。ただ知っているのは、彼女は壮絶に美しいということだけだ。
そして彼女のからだはまるで白い蛇のようだった。彼女の細長い手脚が僕のからだに絡みつくと、僕はこのままこの冷たくしっとりと吸いついてくるからだに絞め殺されてしまいたいという不思議な衝動に駆られるのだ。

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