と、たまに訊かれることがある。
相手とことと場合によるな、といつも思って答えに窮してしまうのだけど
「どSに見えて結構M」
と、いつも答えている。
ただ
自分の中に支配したい欲と支配されたい欲の両方がボリュームMAXまであることは分かっていて、
どっちにも針は振り切れるほど振れることがある。
ちなみに
女王様の血とお姫様の血もちょうど同じ分量が私の中に流れている。
ここ数年、地元松本市で
舞踏家の石井則仁さんが
「がらんどうの庭」という空間芸術イベントをされていて、
期間内は毎夜、県内外のミュージシャンと彼の舞踏作品「がらんどうの庭」をコラボレーションさせたパフォーマンスが開催されており
2018年、初めて観に行った私は
「この人のこの舞踏に合わせて江戸川乱歩の『芋虫』を朗読したい!」 という
もの凄い欲求が体の底から湧き上がってきた。
そしてその夜、私は彼に、
「がらんどうの庭」と一緒に乱歩の芋虫を朗読したいです、と伝えた。
この種の衝動が体の底から沸き上がってきた時、その行動を起こすのは「Yes」であると、体感経験上わかっているから。
朗読とのコラボレーションはしたことがない、と石井さんも面白がってくれて
翌年、めでたくコラボレーションさせていただけることになった。
乱歩の『芋虫』の私的解釈。
最後の最後、朗読も舞踏も終わり
向かい合って仮面を外してにっこり笑い合った瞬間、
もの凄い創造と達成のエクスタシーに襲われたのは、また別の話。
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